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DX Case
DX 事例
鈴木商店の実績について
株式会社イタミアート
製造業
2015 ~
  • IT戦略
  • IT導入
  • 効果検証
鈴木商店は、僕らが目指す方向に会社を推進してくれるファシリテーターです。
  • IT戦略立案
鈴木商店×イタミアート vol.1

鈴木商店は、僕らが目指す方向に会社を推進してくれるファシリテーターです。

intro
株式会社イタミアートは、のぼり旗をメインに、さまざまな販促物の制作・販売を手がける会社です。「IT技術×ものづくり」を武器に、幅広い企業の"商売繁盛"に貢献しています。伊丹一晃社長は「DXとは、お客様のためにあるもの」だと語り、あらゆる業務のDXを図ってきました。鈴木商店は、そうしたシステムの全体構想を手がけ、事業に伴走しています。経営者同士の対談で、両社の出会いやDX推進の経緯、今後の展望を伺いました。
Interview
株式会社イタミアート
代表取締役
伊丹 一晃氏
1999年有限会社イタミアートを設立。「IT×ものづくり」を武器に、自社ECサイトでのぼり旗等の販売促進商材を販売。「商売繁盛応援企業、日本一!」をビジョンとする。2004年に株式会社イタミアートに組織変更。
伊丹 一晃氏
株式会社鈴木商店
代表取締役
鈴木 史郎
大手コンサルティング会社にて、ITコンサルティング及びシステム開発を経験し、2004年に鈴木商店のシステム事業部を設立。ミッションは「挑戦するお客様の力に」。
鈴木 史郎

全体最適を考えて、システム開発の構想を練った

ーー まずは、両社の出会いを聞かせてください。
伊丹 :
僕らの会社は「IT技術×ものづくり」を武器に、お客さまの“商売繁盛”を実現するための販促物やECサイトを手がけてきました。しかし、近年の事業拡大に伴って、バックヤードのさらなる効率化が必要になってきた。そんなとき、共通の友人から紹介してもらったのが鈴木商店さんでした。お会いしてすぐに「信頼できる方々だ」と感じ、打ち合わせを始めたんです。
IT化したいタスクは山積みで、まずは僕らが急いで解決したい悩みを中心に相談しました。ところが、鈴木社長から返ってきたのは「全体の絵をしっかりと描いて、無駄なくスムーズに進めていける開発構想を検討しましょう」という提案。つい目先のことにとらわれてしまうので、その助言がありがたかったですね。
鈴木 :
目の前のお困りごとももちろん大切ですが、イタミアートさんは「IT×ものづくりで岡山を元気にする」という目標があり、事業をもっとIT寄りに拡大していくイメージもお持ちでした。であれば付け焼刃のシステムづくりではなく、遠いビジョンをしっかりと見据えて、効率的なルートを検討しながら進めていくべきだと考えたんです。
ーー 当時、イタミアート社内のDXはどのような状況でしたか?
伊丹 :
「DX」という言葉が盛り上がってくるずっと前から、業務のIT化には興味を持っていました。商売で一番いいのは、なるべく手間をかけずに売上を上げること。だから、鈴木商店さんにお願いする以前からも、単発のシステムはいくつも導入してきました。ただ、一つひとつの仕組みが連携できておらず、改善の余地がまだたくさんあったんです。
鈴木 :
伊丹社長が営業気質でいらっしゃることもあってか、売上を伸ばす部分のIT化は、イタミアートさんのなかでも先がけて進んでいる印象がありました。しかし、製造部門のほうは、売上の急拡大になかなかついていけていなかった。そのため、ご相談をいただいた時点では、バックヤードや製造のさらなるDXが急務だと感じました。
伊丹 :
自社製品の発送作業を自動化したり、ECサイトのカートシステムを開発したり、こまごまとしたIT化はしていました。でも、事業規模が大きくなるにつれ、都度対応していくにも限界がきた。現場の担当者が、全体最適を考えて動くのはとても難しいことです。そこで、僕らより上のレイヤーで事業全体を見渡しつつ、緊急かつ重要で、すぐ効果が出そうな部分からDXを進めてくれる鈴木商店さんの助けが必要になりました。同業他社でも「IT化したい」という声はよく聞かれますが、どこから手をつけていいかわからないままに時間が経ってしまうケースもままあるため、こうやってリードしてくれるパートナーが大切なんですよね。

システム開発は終わりがないからこそ、真摯に向き合っていく

ーー 全体を見渡して、イタミアートのシステム開発プロジェクトは、どのように進められていきましたか。
鈴木 :
まずは、とくに現場の負荷が高かった出荷やデータ処理など、製造工程の見える化に取り組みました。次に、外注作業をスムーズにする機能の追加や、サプライヤー向けシステムの開発。続いてデザイン制作など、優先順位をつけて現場の改善を進めています。イタミアートさんならではの挑戦で面白かったのは、システム内製化への取り組みです。よりスピーディーで効果的なDXを進めるためには、イタミアートさんの社内にIT人材が必要。伊丹社長から「当社の社員を出向させてくれないか」とご相談を受け、鈴木商店でエンジニアリングを学んでいただきました。
伊丹 :
教育という支援のおかげで、ITの内製化も順調に進んでいますね。出向させてもらったスタッフは、いま社内で大活躍です。メイン業務にかかわる自動化プログラムを組んでくれて、それまで4人がかりで行っていた作業が、人の手を使わずに済ませられるようになりました。
鈴木 :
効率的なDXをするには、会社全体の業務やデータの流れを把握することが欠かせません。どんなふうに注文がきて、どの部署がどうやってチェックして、どういうデータをどう流し、どう作って納品する……そうした一連の動きを、システムに落とし込んでいくわけです。だからこそ、業務を知っている社内の人間をIT人材に育て、システムの内製化を図ることは、とても理にかなっていると思います。
ーー そうしたプロジェクトを経たいま、イタミアートにとって鈴木商店はどのような存在ですか?
伊丹 :
鈴木商店は、目指す方向に会社を推進してくれるファシリテーターのような存在です。当社の事業内容や実務をよく理解したうえで、しっかりと伴走してくれる。僕らのやりたいことに対して、具体的な解決方法と最適なルートを示してくれるんです。最初のヒアリングに1ヶ月、システム設計に3ヶ月かかったときは正直「長いな」と思ったけれど(笑)、あの時間があったからこそ、いまどんな要望を出しても全体感をつかんだ提案をしてもらえているのだと感じます。必要な機能を順序よく作ってくれたから、システム構成もきれいです。
ただ、システム開発は終わりがないぶん、コストの問題とも切り離すことができません。継続的に伴走してもらう仕組みであるがゆえに、費用対効果が見えにくい部分はある。でもそれは仕方ないし、信じてやっていくつもりです。
鈴木 :
ありがとうございます! 弊社でもできるかぎりの予測は立てて進めていきますが、効果検証はなかなか難しいもの。それでも中長期的にお付き合いをいただくからこそ、しっかりと御社に寄り添い続けていきます。現場のニーズにお応えしつつ、細かな開発の一つひとつがちゃんと経営ビジョンに合致しているか、根幹を見据えたご提案を続けていきたいです。
伊丹 :
その姿勢はいつも感じていますね。そういえば、お付き合いが長くなるほどお互いの会社のことも見えてくるから、ときにはこちらが鈴木商店さんの事業についてアドバイスをする場面も出てきました。お互いの会社を伸ばして、一緒に成功するのが一番いいですから。
鈴木 :
それこそ内製化支援も、私はお互いを伸ばすアクションのひとつだと思っています。長い目で見れば、イタミアートさんがITを内製化することは、鈴木商店が仕事を失うリスクをはらんでいます。でも、私たちの仕事は、イタミアートさんの立場でベストな施策を考えることだし、お互いの成長がお互いに還元されていくと信じているから、これでいいんです。
ーー 最後に、今後イタミアートが成し遂げていきたいことや、そのうえで鈴木商店に期待することを聞かせてください。
伊丹 :
お客さまの“商売繁盛”に貢献していくためには、顧客にとって価値のあるIT化が必要だと思っています。DXは会社の内側を楽にするためにやるものだと思っている方が多いのかもしれませんが、本当のDXは、お客さまのためにやること。私たちの業務効率化やコスト削減は、お客さまがよりよいものをよりお求めやすくなる未来につながります。今後も事業を拡大していくために、鈴木商店のDX支援は欠かせません。
鈴木 :
いまはシステムを中心にご一緒していますが、イタミアートさんの業務効率化を追求するために、さまざまな角度からお役に立てたらうれしいです。これからも、全力のサポートを続けていきます。
株式会社イタミアート
伊丹 亮平 / 岩本 寛伸
株式会社鈴木商店
松内 陵 / 吉田 理絵 / 坂井 史郎 / 久賀 鈴香